https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/k10012089891000.html

台風15号 初動の遅れ指摘される千葉県は検証する考え
2019年9月19日 17時45分生活影響

台風15号によって深刻な被害を受けた千葉県は、災害対策本部の設置が台風直撃の翌日になるなど初動の遅れが指摘されていて、県は対応が十分だったか今後検証したいとしています。

台風15号の直撃から10日がたちますが、千葉県では19日も停電や断水が続き被害が長期化しています。

今回の台風では千葉県の対応について、必要な人手や物資など各自治体のニーズの把握が十分行われなかったのではないかという指摘が出ています。

まず、県が災害対策本部を設置したのは、各地の深刻な被害が明らかになってきた10日の午前9時で、台風の直撃から丸1日以上が経過していました。

また県の防災計画では被災した市町村が情報収集が困難になった場合に職員を派遣することが記されていますが、最初の職員派遣は、さらに2日後となる12日でした。

台風直撃から10日が経過しましたが、依然として館山市など被害が大きかった自治体の詳しい状況の把握が進んでおらず、千葉県危機管理課は「市町村の防災担当部署とはこまめに連絡を取り合うよう試みるなどできるかぎりのことをやってきたと認識しているが、足りなかった部分もあるかもしれない。今後、市町村と一緒に検証し、対応を見直していきたい」と話しています。

災対本部
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