https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/k10012090061000.html

米議員が香港支援の法案目指す考え 中国外務省 強く反発
2019年9月19日 18時45分香港 抗議活動

香港で続く抗議活動をめぐり、アメリカ議会の与野党の議員が香港での人権の尊重や民主主義の確立を支援する法案の可決を目指す考えを示したことについて、中国外務省は「強い不満と断固たる反対を表明する」と強く反発しました。

アメリカ議会のペロシ下院議長ら民主・共和両党の議員たちは18日、首都ワシントンで香港の民主派団体の幹部とともに記者会見し、抗議活動が続く香港での人権の尊重や民主主義の確立を支援する法案の速やかな可決を目指す考えを示しました。

法案では香港の高度な自治が中国政府によって損なわれていないか検証し、香港の抑圧に関わる中国当局者への制裁の発動を可能にするとされています。

これについて中国外務省の耿爽報道官は19日の記者会見で「アメリカの政治家は物事の善悪を分けずに法案の成立を推進すると脅している。中国は強い不満と断固たる反対を表明する」と強く反発しました。

そのうえで「アメリカには香港の法案の審議の推進をやめ、暴力的で過激な勢力や香港の独立を目指す分裂分子を支援するのをやめるよう強く促す」と述べ、香港の問題に介入しないようけん制しました。

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