https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190919/k10012090191000.html

「停電 実際には解消せず」問い合わせに対応強化 東京電力
2019年9月19日 19時19分生活影響 停電

千葉県で長期化している停電で、ここにきて東京電力が停電は解消したとしている地域で実際には解消していないという問い合わせが多く寄せられていて、東京電力が対応を強化しています。

19日午後6時の時点で千葉県では、依然としておよそ2万8000戸に上る停電が続いています。

東京電力は17日の記者会見で「20日までにおおむね復旧できる地区が従来の見通しより増える」と発表していましたが、不確実な点が多いため、目標とする戸数は明らかにしませんでした。

関係者によりますと、作業はおおむね想定どおりのペースで進んでいるということで、20日までに2万戸前後まで停電の戸数を減らすことができると見込んでいます。

一方、ここにきて東京電力のホームページで停電が解消したことになっているにもかかわらず、「電気が使えない」と家庭や自治体から問い合わせを受けるケースが増えているということです。

東京電力によりますと、停電が解消したかどうかは高圧の電線の工事が完了し送電できたかどうかで判断することにしていますが、低圧の電線や個別の家庭につなぐ電線が損傷している場合、停電が続き、ホームページとそごが生じてしまうということです。

このため東京電力は工事に対応できる作業員の配置を見直し、個別の家庭への対応を強化するとともに、巡回を増やすなどして早期の復旧を目指すとしています。