https://www.bbc.com/japanese/49750081

病気の娘の父、医療制度崩壊させたとジョンソン英首相を詰問 マスコミは?
2019/09/19

ボリス・ジョンソン英首相は18日、ロンドン市内の大学病院を訪問した。病院の廊下では、病気の子どもを抱える父親に国民保健制度(NHS)への投資について厳しく詰問される場面があった。男性が、病院訪問を「マスコミに出る機会」扱いしていると首相を批判すると、ジョンソン氏がこれに「マスコミはいない」と答えたため、父親が居並ぶ報道陣のカメラを指してさらに反発するやりとりもあった。

生後7日の娘が入院中だというオマル・サレム氏は、ロンドン北東部のウィップス・クロス大学病院を訪れたジョンソン首相に、娘は「ひどく具合が悪い」と話し、病院の状況は「受け入れられるものではない」と非難した。
「この病棟は人手不足だ。医師もいない、看護師もいない、きちんと運営されていない」

「NHSは崩壊してしまったのに、(中略)あなたは、マスコミに出る機会を作りにここに来ている」
これに対し、ジョンソン首相は「マスコミは来ていない」と答えたが、サレム氏はこのやりとりを撮影しているカメラを指差し、「マスコミが来ていないとはどういうことだ? あの人たちは誰なんだ?」と応酬した。
ジョンソン氏はさらに、病院には「状況を確認しに」やってきたと説明。

しかし、サレム氏は「少し遅いのではないか。何年も何年も何年もかけてNHSは破壊されたのに」と食い下がった。
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