共同通信社が20日まとめた民間シンクタンク13社のアンケートによると、日銀が10月1日に発表する9月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感が3四半期連続で悪化しそうだ。

 大企業製造業の業況判断指数(DI)は予想平均が1で、6月の前回短観を6ポイント下回る見通し。予想通りなら2013年3月短観以来の低水準となる。米中貿易摩擦や海外経済の減速が引き続き逆風になっているとの声が多い。

 BNPパリバ証券は「不確実性の高まりで日本を含む各国の製造業は設備投資を抑制しており、生産用機械などの資本財部門を中心にDIが引き続き低下する」と予想している。

共同通信 2019/9/20 16:20
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