https://www.bbc.com/japanese/49773299

温暖化対策求め、地球各地で行動広がる 若者中心に呼びかけ
3時間前
2019/09/20

米ニューヨークで開かれる国連気候行動サミットを前にした20日、若者を中心に地球温暖化への対策を求める様々な抗議行動が欧米やアフリカ、アジアなど世界各地の150カ国で行われた。

日本では東京のほか、札幌や福島、京都、大阪、広島、長崎など各地で様々な抗議イベントがあった。

日本の気温は他の国よりも目立って急速に上昇しており、東京は100年前より約2.3度、暑くなっている。国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書は、温暖化対策を取らなかった場合、今世紀末の平均気温が最大4.8度上昇すると予測している。これをもとに日本の環境省が作成した最悪のシナリオでは、2100年の東京の最高気温は43.3度に達する。

ドイツでは約500カ所で様々な抗議集会が開かれ、首都ベルリンでは少なくとも10万人が「気候スト」に集まった。推計の方法によっては27万人に上るという見方もある。

昨年9月から学校を休み、スウェーデン国会の前に座り込んで温暖化対策を訴え始めたのを機に、気候変動対策を求める若者たちの中心的存在となったグレタ・トゥーンベリさんは、ベルリンの抗議集会など、各地の抗議の様子を次々とツイートしている。トゥーンベリさんは、国連でのサミット出席のため、温室効果ガスを排出しないヨットで大西洋を渡り渡米した。
(リンク先に続きあり)

日本で気候変動対策を訴える人たち(20日、東京・渋谷区)
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/5508/production/_108886712_hi056644657.jpg