https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190921/k10012092741000.html

大型の台風17号は沖縄県に最も接近しているとみられ、猛烈な風が吹いています。
台風は22日には対馬海峡付近を通過して日本海を北上すると予想され、23日にかけて
日本の広い範囲で雨が降る見込みで、沖縄県では暴風や高波に警戒するとともに、
台風の進路にあたる地域でも早めの対策をとるよう心がけてください。

気象庁によりますと、大型の台風17号は午前5時には沖縄県の久米島の南南西
120キロの海上を1時間に25キロの速さで北北西へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30m、最大瞬間風速は45mで、
中心から東側240キロ以内と西側170キロ以内では風速25m以上の暴風が吹いています。

台風は沖縄県に最も接近しているとみられ、
▽渡嘉敷島では午前3時40分ごろに45.9m、
▽那覇市では午前4時前に41.1mの最大瞬間風速を観測しました。

台風はこのあと次第に進路を東寄りに変えながら22日夜に対馬海峡付近を通過したあと
日本海を北上し、23日以降、勢力を保ったまま北陸から北日本に近づくおそれもあります。

沖縄県では21日は猛烈な風が吹き、猛烈なしけが続くと予想され、暴風や高波に警戒が必要です。

台風が近づく鹿児島県の奄美地方や九州南部でも風が強まり、海上は大しけとなる見込みです。

台風本体の発達した雨雲や前線の影響で、沖縄、九州、奄美地方、四国では局地的に雷を伴って
非常に激しい雨が降るおそれがあります。

台風の進路によっては、23日にかけての連休中、日本の広い範囲に影響が出るおそれがあり、
気象庁は最新の情報に注意するとともに、台風の進路にあたる地域では早めに対策を取るよう呼びかけています。

台風15号で大きな被害が出た千葉県や伊豆諸島でも風や雨が断続的にやや強まるおそれがあり、
復旧作業にあたる際などは注意が必要です。