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現職ガニ氏優勢か=アフガニスタン大統領選まで1週間−タリバンのテロで治安悪化
2019年9月20日 14:26 
発信地:アフガニスタン [ 例外 その他 ]
【9月20日 時事通信社】5年の任期満了に伴う28日のアフガニスタン大統領選まで1週間。選管によると、再選を狙う現職のガニ大統領や、前回大統領選でガニ氏と決選投票を争った政権ナンバー2のアブドラ行政長官ら18人が立候補。世論調査や外交筋などの話では、ガニ氏が優勢とみられている。一方、大統領選に反対する反政府勢力タリバンがテロを仕掛けるなど、投票日を前に治安はさらに悪化している。

 2014年に就任したガニ氏は、15年に予定されていたものの治安や公正性への懸念から延期された総選挙を昨年実施したなどとして、「指導力」を強調。アブドラ氏ら対立候補はガニ氏に不正があるとして、是正を訴えている。

 大統領選は当初、今年4月に実施予定だったが、治安などをめぐる懸念から2度にわたり延期されてきた。タリバンは8月、大統領選に関し「外国の占領者が国民をだますための策略」だと非難、選挙関連施設への攻撃を示唆した。アフガン政府の後ろ盾の米国は、大統領選前の治安安定を目標にタリバンとの和平合意を目指したが、タリバンのテロをきっかけに今月7日、協議を中止した。(c)時事通信社