停電の中、有権者が1票投じる 千葉・君津市議選

 台風15号により一部で停電と断水が続く千葉県君津市で22日、市議選の投票があり、停電中の一部の投票所には電源車が配備され、有権者が1票を投じた。


千葉県君津市議選の投票所となった停電中の市立秋元小体育館前には自衛隊の給水車も配備されている=千葉県君津市で、2019年9月22日午前10時43分、上遠野健一撮影
 市議選は定数22に対し、25人が出馬。同日夜の開票作業は他市から25人の応援をもらって対応する。

 市内26カ所の投票所のうち山間部の清和地区にある2カ所が停電中。その一つ、市立秋元小体育館は台風15号の強風で周辺の電柱が倒れて電線も倒木で断線したままで約1週間前に電源車が来た。
断水も続いており、投票に訪れた住民たちは校庭に配備された自衛隊の給水車から水をもらっていた。

 投票を済ませた作本忍さん(49)は「一時復旧した自宅の電気が今朝、再び停電した。断水もあり、一緒に暮らす高齢の両親が心配だ」と話し、足早に帰宅した。【上遠野健一】

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190922/k00/00m/040/181000c

千葉県君津市議選の投票所となった市立秋元小体育館には電源車が配備され、投票が行われた
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千葉県君津市議選の投票所となった停電中の市立秋元小体育館前には自衛隊の給水車も配備されている
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