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台風17号 九州北部や中国地方が暴風域に 土砂災害などに警戒
2019年9月23日 1時03分台風・生活

大型の台風17号は九州北部や中国地方を暴風域に巻き込みながら北東へ進み、各地で非常に強い風が吹いています。九州や四国ではところによって、平年の9月、1か月分の雨が降る大雨となっていて、気象庁は暴風や土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、大型の台風17号は、午前1時には山口県下関市の北北西60キロの海上を1時間に35キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心の南東側200キロ以内と北西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

この時間、九州北部の広い範囲や中国地方の一部が台風の暴風域に入っていて、各地で非常に強い風が吹いています。

最大瞬間風速は、
▽佐賀市で22日午後10時ごろに40.1メートルを観測したほか、
いずれも23日午前0時すぎに、
▽愛媛県伊方町で32.3メートル
▽大分県の佐伯市蒲江で31.1メートルを観測しました。

22日は九州の各地で雨が強まったほか、夜に入って台風から離れた徳島県南部でも断続的に猛烈な雨が降り、各地に「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

九州や四国ではこの48時間に降った雨の量が、多いところで400ミリから500ミリと、平年の9月、1か月分の雨量を超える大雨となっていて、長崎県と徳島県、三重県では土砂災害の危険性が非常に高まり、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

今後の見通しです。台風は23日朝にかけて暴風域を伴って九州北部から中国地方にかなり接近したあと、勢力を保ったまま日本海を北東へ進み、その後、温帯低気圧となって北日本に近づく見込みです。

23日は西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹き、局地的には猛烈な風が吹くおそれがあります。

23日の最大風速は
(リンク先に続きあり)

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