https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190923/k10012094921000.html

千葉の大規模停電から2週間 被害の詳細把握に課題
2019年9月23日 5時06分台風 停電

千葉県で台風15号による大規模な停電が起きて、23日で2週間です。停電は県の南部を中心にいまだに続いているほか、一部の自治体では住宅の被害の全容が判明しておらず、詳細の把握を迅速に進められるかが課題となっています。

最大で64万戸に上った台風15号の影響による千葉県内の停電は、2週間がたち、おおむね解消しましたが、山あいの地域などでは依然として続いています。

また、住宅の被害は22日の時点で、全壊と半壊、それに一部損壊を合わせて1万1700棟を超えています。

ただ、県南部の館山市などの自治体では、広い範囲で被害が出ているものの、まだ全容が判明しておらず、今後も被害の数は増える見通しです。

県によりますと、住宅の被害は館山市だけで1万棟を超えるとみられていますが、市では被災者支援を優先しているため、被害の詳細な把握は進んでいないということです。

住宅に被害を受けた人が、公的な支援を受けるための「り災証明書」の発行には被害の調査が必要で、今後、詳細の把握を迅速に進められるかが課題となっています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190923/K10012094921_1909230138_1909230506_01_02.jpg