https://jp.reuters.com/article/usa-trump-whistleblower-idJPKBN1W92NC

ワールド
2019年9月24日 / 21:29 / 3時間前更新
米下院、トランプ氏の弾劾調査開始へ ウクライナ巡る疑惑で
Reuters Staff

[ワシントン 24日 ロイター] - 米下院は、トランプ大統領の弾劾に向けた正式調査を開始する。来年の大統領選で野党・民主党の有力候補と目されるバイデン前副大統領に打撃を与えることを狙ってウクライナに圧力をかけたとされる疑惑を受けた動き。

民主党のペロシ下院議長は24日、同党の会合後、弾劾調査を開始すると発表した。

トランプ氏の行動は国家安全保障を損ね、米憲法に違反するとみられると指摘した。

ペロシ氏は「大統領は説明責任を果たす必要がある。法を超越する者は誰もいない」と語った。同氏はこれまで弾劾手続きに向けた調査に消極的な姿勢を示してきた。

トランプ大統領はすぐさまツイッターへの投稿で、魔女狩りだなどと反発した。

トランプ氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領との7月25日の電話会談で、バイデン氏と同氏の息子について調査するよう圧力を掛けたとされている。

トランプ氏は24日、ゼレンスキー大統領との電話会談の記録を完全な形で25日に公表する方針を明らかにした。

ゼレンスキー大統領との電話会談前に、同国に対する約4億ドル規模の支援を保留するよう指示したことも確認した。ただ、調査するよう圧力を掛けるためではないと主張。電話会談の記録を見れば、内容が「完全に適切」で、バイデン氏を調査するようゼレンスキー氏に圧力を掛けていないことが分かると述べた。

トランプ大統領は記者団に対し、対ウクライナ支援保留の決定について「交換条件はなかった」と強調し、米国だけでなく欧州諸国も援助すべきと考えたことが理由と説明した。

<罷免には高いハードル>
リンク先に続きあり