こういう問題を出すなら、別解の可能性は最初から完全に潰しておかなくてはならない。
「ポイントを変えなければ五人は必ず死ぬ、助ける方法はないものとする」
「ポイントを変えれば一人は必ず死ぬ、これも助ける方法はないものとする」
「選択できる行動はポイントを変えるか変えないかで、それ以外の行動は不可能なものとする」
「ポイントを切り替えることができる人はあなたしかいないものとする」
「切り替えた後でどちらかを助けに行くような行動はとれないものとする」
「片方の五人も、片方の一人も、自力で脱出することは不可能とする」
「六人は全員あなたの知らない人物で、あなたとなんの関係もないものとする」
「以上の前提の理由を問わないこと、とにかくそういう前提である」
これくらいガチガチに前提を固めておかないと、小賢しい人が「別解」を出してしまう。
別解が出てから「それは認められない」と後出しするのは非常に見苦しい。