消費税率引き上げで子どもの給食費独自補助へ 埼玉 志木
2019年9月30日 18時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190930/amp/k10012105571000.html
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消費税率の引き上げに伴い、幼稚園や認可保育所などの利用料が無償化されるのに合わせて、埼玉県志木市では、子どもの給食費も補助する独自の支援策を始めます。
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消費税率の引き上げに伴って、国は、子育て世代の負担を軽減するため、幼稚園や認可保育所などの利用料を、3歳から5歳までは一律で無料に、0歳から2歳までは住民税が課税されない世帯などに限って、無料にする制度を始めますが、子どもの給食費は保護者の負担が残ります。

こうした中、埼玉県志木市は、子どもの給食費も補助する独自の支援策を始めます。国の制度では、給食のうち、おかずやおやつなどの「副食」にかかる費用を年収が360万未満の世帯や、3人目以上の子どもの分について原則として免除しますが、志木市では、ごはんやパンなどの「主食」についても同じ条件で費用を免除します。

この独自の制度では、志木市内の3歳から5歳までの子どもの13%ほどに当たる290人分が補助の対象になるということです。志木市子ども家庭課の恒石恵子主任は、「限られた予算の中で子育て世帯の負担をなるべく減らしたいと考えた。質の保たれた給食を心がけていきたい」と話しています。