奇形児等のリスク

よく問題視されるのは、近親相姦でできた子供は奇形児などが生まれやすいという点だが、実は一代限りで言えば、赤の他人との場合と比較しても、奇形児などが生まれる確率は殆ど変わらない。誤差の範囲である。
が、これが近親相姦でできた子供同士の近親相姦によってできた子供、という具合に二代、三代と重ねるごとに、奇形児などが生まれる確率はグンと跳ね上がる。
遺伝子の特性の中に「近くに似た配列の遺伝子が存在すると、くっついて文字が入れ替わり、本来の機能に障害が生じることがある」というものがあるのが原因のひとつかもしれない。
ただし、あくまで遺伝子一般の特徴であり、近親相姦と因果関係があるかどうかは明らかではない。