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2019/10/02(水) 16:29:48.52ID:k4pDAEnq9露企業とガス火力発電事業を検討 アジア向けLNG輸出も 西部ガス
毎日新聞 2019年10月2日 14時25分(最終更新 10月2日 14時25分)
西部ガスの道永幸典社長は毎日新聞の取材に応じ、ロシアの民間ガス企業と共同で中国やアジア向けに液化天然ガス(LNG)を輸出するほか、共同でアジアでのガス火力発電所事業に進出することを検討する考えを明らかにした。LNGの供給拠点である「ひびきLNG基地」(以下ひびき基地、北九州市)を活用する。【聞き手・高橋慶浩】
――ロシア民間最大の天然ガス企業ノバテクと合弁会社の設立を協議しています。
◆9月5日にノバテクと協議開始の合意書を交わした。ノバテクは北極圏でLNGを製造している。北極圏からひびき基地を中継地としてアジアに輸出すれば、ロシアから中東のスエズ運河を経由する従来ルートよりコストが安くなる。合弁会社では、需要の高い中国や東南アジアへの共同輸出を検討しているが、検討開始の発表後すぐに各地から問い合わせがあり、手応えを感じている。このひびき基地の活用策は収益拡大の大きな柱だ。
――昨年提携協議を始めた段階では、ひびき基地の貯蔵タンクを貸し出す計画でした。
◆合弁会社の設立はノバテクから持ちかけてきた。タンクの貸し出しだけなら、増設分の建設費、数百億円が当社の負担となるのでリスクがある。だが、ノバテクは建設費も応分に負担するので、この事業に対する本気度を感じた。
――他に協業を検討している事業はありますか?
◆ノバテクはLNGの輸出だけでなく、天然ガスを使った火力発電所事業を日本を含むアジアで展開することを検討している。我々も合弁会社で取り組むことを考えたい。