米カジュアル衣料大手のフォーエバー21は29日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。

同社は声明で、「アジアとヨーロッパの最も国際的な立地から撤退する」との計画を明らかにした。

25日には、売り上げ不振により、日本から10月末までに撤退すると発表していた。メキシコと南アメリカでは引き続き、事業を継続するとしている。

「ビジネスを再構築する」
衣料業界は、オンライン小売りの急成長によって競争が激化。従来の小売りが苦境に立たされている。

フォーエバー21のリンダ・チャン取締役副社長は、「会社の将来を確固たるものにするための重要で必要な措置だった。これにより、私たちのビジネスを再構築し、フォーエバー21を転換することが可能になる」と声明で述べた。

同社は29日、米国とメキシコ、南アメリカ、「限定地域」の消費者向けの手紙を公表。「店舗は営業している」、「今後も通常の日と同じに思えるだろう」と呼びかけた。

https://www.bbc.com/japanese/49875637