高齢者の間ではすでに悩みの種になっている。

成人になっても「家を出ない」「結婚しない」子供が社会問題になりつつある。
社会の変化や自身を取り巻く問題など子供それぞれに「同居・未婚」を選ぶ事情があるとはいえ、親の立場になってみれば、心配するのは当然でもある。親は、直面する未知の事態にどう対処すべきだろうか。

「大前提として、結婚しないのも家を出ないのも子供の自由と認めることです」そう指摘するのは教育心理カウンセラーの富田さん。
「そのうえで、『これは親のエゴでお願いするのだけど、家を出た方がいいよ』『親の勝手な思いだけど、結婚してほしい』などと正直な気持ちを伝えることです。この時、『あなたのためを思って…』と言うと、子供は反発を強めるだけです。」