>>198
人間社会って上手い事出来てるんだよ
一般に天才と呼ばれるのはIQ130以上だが、IQが20違うと会話が成立しないとされる
頭の作りが違うから、お互いに相手が何を考えてるのか、わからなくなるわけだ
IQ130の人は、IQ110以上の人が相手じゃないと、まともに意思疎通できない事になるが
IQ115以上130未満の人は、たったの13.5%しかいない

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%8C%87%E6%95%B0
>分布はほぼ正規分布になり85–115の間に約68%の人が収まり、70–130の間に約95%の人が収まる。

天才と呼ばれる人達は、世の中の85%に当たる人間達の考えを、賢過ぎてまるで理解できないんだよ
知的障害の人が周囲から浮くのと同様、高IQの人も、周囲から浮く事になる
普通の人達がしてる事を見て、ああ、こいつ馬鹿だな、と思う事は出来ても、普通の人達の行動を予測する事は出来ない
ところが人間社会は集団で動いていて、EQの高い人が指導的な立場になったり
仲間や民衆からの支持を得られる傾向がある
高IQの人は、必然的にEQは低くなる為、指導的な立場に立つ可能性は低くなり
折角の頭脳を、指導者や組織の幹部として、社会で発揮するのが困難になる
天才と呼ばれるような人達は、人と接する事をあまり必要としない専門職や研究職
IQ115以上の人間が集まってくるような特殊な組織など、ごく一部の限られた環境でしか生活できない

豊臣秀吉や中国の朱元璋など、明らかに高IQで、一人で何でもできる天才型の人物が
国王や皇帝、国のトップに昇り詰めて、天下人になる出来事が歴史上殆どない原因も
恐らくここに求められる
天才は社会に溶け込む事が困難である為、その多くが、この段階でドロップアウトする
極端に高すぎるIQも、異質な存在として、淘汰圧が掛かっていると言えるな
しかし、国王や皇帝等の家臣として活躍した人物の中には、高IQの天才型の人間が多くいる
天才達は人間関係を築き、集団を成すのが、その高IQ故に難しい反面
意思疎通可能なIQ115以上の賢い人達とは意思疎通が可能だから
彼らとの人間関係を築く事は何とかできるので
それで誰かに仕える形で、頭角を現す事が多いという事なんだろう

普通の考えたら、天才的な頭脳があれば、何でもできるはずだから、天下を取れるはず
しかし、実際に天下を取ったり、支配者や指導的立場、高級幹部になっている人達は
普通の人達や、一般人と比較したら、やや賢い部類の人達ばかりで、天才型はまずいない
人間社会は個人の能力が高いだけでは意味がない構造になってるんだよ