甚大な被害 台風19号 74人死亡 52河川で決壊 全容は不明
2019年10月16日 4時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012131581000.html

台風19号による豪雨で甚大な被害が出ています。今回の災害で亡くなった人は74人となり、堤防の決壊は、52河川の73か所に上っています。しかし被害の全容はまだ分かっていません。

74人死亡 12人不明 221人けが

NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、今回の台風19号で、これまでに全国で74人が亡くなったほか、12人が行方不明となっています。
死亡したのは▽福島県で27人、▽神奈川県で14人、▽宮城県で14人、▽栃木県と群馬県でそれぞれ4人、▽長野県で3人、▽埼玉県、岩手県、茨城県でそれぞれ2人、▽静岡県と千葉県でそれぞれ1人です。

また、▽神奈川県や福島県など6つの県で12人が行方不明となっています。

このほか▽32の都府県で221人がけがをしています。

堤防決壊は52河川73か所

国土交通省によりますと台風19号による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは15日午後3時の時点で、7つの県の合わせて52河川、73か所に上っています。

国が管理する河川で堤防の決壊が確認されたのは7つの河川の12か所です。

▽吉田川が宮城県大郷町粕川で1か所、
▽阿武隈川が福島県須賀川市浜尾で1か所、
▽千曲川が長野市穂保で1か所、
▽久慈川が茨城県常陸大宮市の富岡、塩原、下町でそれぞれ1か所、
▽越辺川が川越市平塚新田と埼玉県東松山市正代でそれぞれ1か所、
▽都幾川が埼玉県東松山市早俣で1か所、
▽那珂川が茨城県那珂市下江戸、常陸大宮市野口と下伊勢畑でそれぞれ1か所決壊しました。

これらの12か所については、さらに川の水があふれないよう、コンクリート製のブロックを設置し、水を遮るシートで覆うといった応急的な補修工事を行っているということです。

6つの県が管理する合わせて48河川61か所でも堤防の決壊が確認されています。

宮城県は17河川20か所です。
▽新川が丸森町で1か所、
▽内川が丸森町で1か所、
▽五福谷川が丸森町で1か所、
▽斎川が白石市下川原で1か所、
▽半田川角田市で1か所、
▽高倉川が角田市で1か所、
▽渋井川が大崎市古川渋井で1か所、
▽身洗川が大和町落合桧和田で1か所、
▽小西川が大和町鶴巣幕柳で1か所、
▽名蓋川が大崎市古川矢目で3か所、
▽照越川が栗原市築館で2か所、
▽荒川が栗原市築館で1か所、
▽石貝川が登米市津山地区で1か所、
▽熊谷川が栗原市志波姫で1か所、
▽富士川が石巻市針岡で1か所、
▽水沼川が石巻市水沼で1か所、
▽砂押川が利府町沢乙で1か所、決壊しました。

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