東京五輪のマラソン、札幌で開催か IOCが猛暑を懸念
2019年10月16日19時08分
https://www.asahi.com/articles/ASMBJ64YMMBJUTQP01S.html?iref=comtop_8_01

 2020年東京五輪の男女マラソンについて、国際オリンピック委員会(IOC)が16日、猛暑対策で、コースを東京から札幌に移す検討に入ることがわかった。近く発表する。

 東京五輪のマラソンは女子が8月2日、男子が同9日に行われる。招致時の計画では東京午前7時半にスタートする予定だったが、暑さを考慮して昨年7月、午前7時に変更。その後、さらに午前6時に繰り上げることが決まっていた。コースは新国立競技場を発着し、浅草寺、銀座、皇居などを巡る予定だった。
 しかし、先月下旬から今月上旬にかけてドーハで開催された世界選手権では、暑さ対策で真夜中に行ったにもかかわらず、気温30度超、湿度70%以上の環境で棄権者が続出。選手やコーチから批判の声が上がり、IOCは危機感を強めていた。