日高市新堀でウズラを飼育しているモトキ日高事業所では、近くを流れる高麗川があふれ、飼育施設が浸水し約10万羽が溺れて死ぬ被害が出た。

 同所では、3棟ある飼育施設で約20万羽のウズラを飼育し、卵を生産している。1日当たりの出荷数は約12万個で今の時期は出荷の最盛期という。

 飼育施設は12日の午後3時半すぎから浸水。13日明け方には水は引いたが、飼育施設の床上約1メートルの高さまで水に漬かり、下段で飼育していたウズラが死んだ。敷地内にあった重機が水に漬かったり、コンテナが流されたりする被害も出た。

 16日は、ウズラの死骸や水に漬かってしまった卵の片付けが続けられていた。ウズラのふんを運ぶベルトコンベヤーも故障したため、従業員が手作業で飼育施設の外に運び出していた。

 モトキの本木裕一朗社長(55)は「完全に復旧するまでは半年ほどかかる」と話し、「飼育施設が全部漬かってしまったかと覚悟していたが半数が残った。ここで終わるわけにいかない、復活しなければ」と前を向いていた。

2019年10月18日(金)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/10/18/07_.html

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