萩原克彦は自分に暴力団関係の知り合いがいることをダシに、梅沢昭博に金を要求した。
梅沢は消費者金融で借金をし萩原に20万円を 渡す。また、同じように萩原は村上博紀にも金を要求する。
暴力団を恐れ2回にわたり50万円を渡した梅沢と、自宅から数十万円をもちだしていた
村上は、「もう勘弁してください」と萩原に泣きついた。すると、萩原は「知り合いから金の借りられそうな奴を探し出してこい」と梅沢、村上に 命令した。

 萩原の要求に対し、梅沢が目をつけたのは同期入社の須藤正和さんだった。
梅沢が須藤さんを選んだのは須藤さんが大人しい性格だったためである。  
1999年9月29日、梅沢は須藤さんをコンビニに呼び出し、萩原を紹介した。
萩原は須藤さんに銀行口座から7万円を引き出させ、その金で3人は パチンコや飲みに出かけた。
須藤さんもつき合わされ、一緒にホテルに止めさせられた。この日から、須藤さんは帰寮を許されず、
頭髪を 剃り上げられたり、眉を剃られる等の暴行を受けるようになった。