2019年10月24日 11時57分
産経新聞

 神戸市立東須磨小で教諭4人が同僚にいじめをしていた問題で、神戸市が有給休暇を取っている加害教諭4人への給与支払いを差し止める新たな条例を検討していることが24日、市などへの取材で分かった。

 条例案がまとまれば市議会に提案する方針。

 市教委などによると、4人は今月1日以降、有給休暇の扱いで休んでいるが、現在の制度では4人の処分が決定しない限り、給与などは支払われ続ける。これに対し、市民らから批判の声が相次いでいた。

 有給休暇は年20日程度で前年の未取得分も繰り越すことができるものの、4人については処分が決定する前に有給休暇がすべて消化されてしまう見通し。このため、市では今回のような重大な問題を起こしたケースに限り、正式な処分が決まる前に給与支払いを差し止めることができる条例を整備することにした。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/17278160/