25日の大雨で、成田空港から都心に向かう鉄道や高速バスが運行を取りやめるなどしたため、ターミナルビルでは、4800人余りが一夜を明かしました。

25日の大雨で成田空港から都心に向かうJRや高速バスは、長時間にわたって運行を見合わせ、京成電鉄は深夜まで運転を行いましたが、窓口は切符を買おうとする人たちで混雑しました。

成田空港会社によりますと、こうした影響で、空港から自宅や目的地に移動できなかった人など4800人余りが食料や寝袋などを受け取ったうえで、ターミナルビルで一夜を過ごしたということです。

観光のために鹿児島から成田空港に来たという34歳の男性は、「成田に到着したら一部の交通機関が止まり、電車を利用しようと列に並んでいたら、終電に乗れませんでした。予定を変更せざるをえず残念です」と話していました。

成田空港を巡っては、9月の台風15号に伴い最大1万7000人がターミナルに足止めされて混乱し空港会社の対応が課題となりましたが、今回は、臨時バスを手配したり、滑走路の運用時間を26日の午前1時半ごろまで延長したりして対応に当たった結果、大きな混乱はなかったということです。

NHK NEWS WEB
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