https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191026/k10012151641000.html


台風19号災害から2週間 死者の7割が60歳以上
2019年10月26日 18時21分

台風19号の豪雨災害から26日で2週間です。NHKのまとめでは、これまでに死亡した人は88人に上り、60代以上の占める割合がおよそ7割に達していることが分かりました。年齢の高い人が多く、改めて避難や支援の在り方が問われる状況になっています。

NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号で死亡したのは26日午後5時の時点で全国で88人に上っていて、依然として7人が行方不明となっています。

死亡した人は、福島県で30人、宮城県で19人、神奈川県で14人、栃木県、群馬県、長野県でそれぞれ4人、埼玉県と静岡県でそれぞれ3人、岩手県と茨城県でそれぞれ2人、東京都、千葉県、兵庫県でそれぞれ1人です。

また、神奈川県など5つの県で合わせて7人が行方不明となっています。

死亡した人の性別は、男性が58人、女性が30人と、男性が女性のほぼ2倍となっています。

現時点で年齢や年代が分かっているのは合わせて86人で、このうち60歳以上の人は59人と、亡くなった人全体のおよそ7割に達していました。

具体的には、60代が18人、70代が20人、80代が13人、90代以上が8人で、70代以上だけでも全体の半数近くを占めていました。

去年の西日本豪雨など、水害が発生するたびに多くの高齢者が犠牲となっています。今回の台風による豪雨災害でも、改めて高齢者の避難や支援の在り方が問われる状況になっています。