2019年11月1日 11時52分
産経新聞

 兵庫県姫路市立小学校の20代の男性臨時講師が平成29年、同僚教員らから暴言や暴力を受けるなどして退職していたことが1日、市教育委員会への取材で分かった。

 市教委は当時、詳しい調査をしていなかった。

 市教委によると、男性は29年4月に赴任。同年8月に同僚6人と居酒屋で会食した際、30代の男性教諭に「死ね」「1回死んでこい」などといわれ、30代の女性教諭からは頬を殴られたという。

 男性から被害の訴えを受けた校長は、会食参加者から経緯を聴取したが、男性教諭は「酔っていて覚えていない」とし、女性教諭は「頬に軽く拳を当てただけだ」などと説明した。教諭らは男性に謝罪したが、男性は同月末に退職した。

 市教委は「当時、きちんと事実関係を調査できておらず、認識が甘かったといわざるを得ない。男性に不快な思いをさせておわびしたい」と釈明。今後、改めて関係者に聞き取り調査を行うという。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/17318323/