https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012166201000.html
(リンク先に動画あり)

しんきろう「だるま太陽」観測 長崎 五島
2019年11月6日 14時40分気象

長崎県五島市の福江島の沖合では、水平線から上がる太陽が縁起物のだるまに見えるしんきろうの一種、「だるま太陽」と呼ばれる現象が6日朝、見られました。


6日朝の長崎県五島市は、青空が広がって澄んだ天気となり、最低気温は9.2度と今シーズンいちばんの冷え込みとなりました。

6日午前6時40分すぎ、水平線からゆっくりと朝日が昇り始めると、海面に太陽の光が反射し、下方向に末広がりのように伸びて見えました。

この現象は縁起物のだるまが海から顔をだしているように見えることから、「だるま太陽」と呼ばれています。晩秋から冬にかけての晴れた日の朝に、海面近くの暖かい空気と上空の冷たい空気との層との温度差で太陽が伸びたように見えるしんきろうの一種です。

「だるま太陽」は、地元では縁起のよい現象だとされ、寒さが厳しくなっていくこの時期、神秘的な美しさを感じさせる風物詩となっています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/K10012166201_1911061428_1911061441_01_03.jpg