https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012167971000.html


7月参院選 1票の格差「合憲」判断 名古屋高裁
2019年11月7日 16時32分

ことし7月の参議院選挙でいわゆる1票の格差が最大で3倍だったことについて、名古屋高等裁判所は、憲法に違反しないとする判決を言い渡しました。

ことし7月の参議院選挙では、選挙区によって議員1人当たりの有権者の数に最大で3.002倍の格差があり、弁護士などのグループが「投票価値の平等に反し、憲法に違反する」として、選挙の無効を求める訴えを全国で起こしました。

このうち、愛知選挙区、岐阜選挙区、三重選挙区を対象とした判決で、名古屋高等裁判所は憲法に違反しないという判断を示しました。

これで7日までに全国で出された判決は11件で、
▽憲法に違反しない「合憲」とする判決が9件、
▽「違憲状態」とする判決が2件となっています。

参議院選挙の1票の格差は、前回3年前の選挙では最大で3.08倍でしたが、今回の選挙では埼玉選挙区の改選議席を1議席増やす是正が行われ、格差は最大で3.002倍となっていました。