特別会計の金額が分からなければ、国民は正しい判断ができない
こうした問題をなくすには、複雑すぎる特別会計を「見える化」しなければならない。

3月27日に成立した2019年度予算(一般会計)は約101兆円
しかし、これは政府予算の全てではありません。

政府予算には「一般会計」のほかにも「特別会計」があるからです。
特別会計というのは、国が行う事業や資金運用などに用いる会計のことです。

具体的には、年金(医療含む)、財政投融資、地方財政の支援、
震災復興などの項目があり、それらを足すと、額面上は400兆円近い規模になります。

しかし、そこには、一般会計と特別会計で二重に計算された金額が
含まれているので、実額は半分程度です。

しかし、特別会計は複雑すぎるので(わざと複雑にしていることから
悪意が感じられる)、新聞やニュースなどは、その詳細をきちんと国民に伝えていません。