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仏大統領、NATOは脳死
トルコのシリア侵攻巡り
2019/11/8 06:52 (JST)
©一般社団法人共同通信社



 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は、米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)について、加盟するトルコによるシリア侵攻を巡り、組織として加盟国の行動を規制していないことなどから「脳死」状態にあると指摘、存在目的を問い直す必要があると主張した。英誌エコノミスト電子版が7日インタビューを報じた。

 マクロン氏は、シリア北部から過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目指し有志国連合率いてきた米国のトランプ政権が一方的に軍部隊を撤収する一方、トルコが欧米と連携してきたクルド人勢力排除を狙って侵攻したことに関し、いずれもNATOで事前に協議がなかったと批判。