https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191108/k10012170081000.html


ベルリンの壁崩壊から30年 横浜の企業が一部を保存公開
2019年11月8日 18時08分

東西冷戦の象徴だったドイツのベルリンの壁が崩壊してから、9日で30年になります。横浜市の企業では、当時の壁の一部が保存され、平和や自由を考えるきっかけにしてほしいと、一般に公開されています。

ベルリンの壁は冷戦時代に建設が始まり、28年にわたってベルリン中心部を東西に分断しました。1989年に崩壊してから、9日で30年になります。

この壁の一部を、横浜市都筑区にあるドイツ企業の日本法人が購入し、平和や自由を祈って、14年前から敷地内に設置して公開しています。

壁は、高さおよそ3.6メートル、幅およそ1.2メートルで、西側の壁面にはカラフルな絵が描かれ、ハンマーで壊されたとみられる跡が残されている一方、東側の壁面は、何も描かれておらず、無機質なコンクリートのままです。

会社では、壁を自由に見学できるように常時公開していて、今も週末を中心に、写真を撮りに来る人が絶えないほか、夏休みには小学生を招いて、壁が崩壊した歴史を通じて、平和と自由の大切さを伝えているということです。

ドイツ企業の日本法人、『テュフラインランドジャパン』の広報担当の井田美穂さんは「今は世界情勢が激しく変化し、難しい時代だが、壁が崩壊するまでの厳しい時代と比べれば平和だと思う。壁を通じてその大切さを感じていただけたらうれしいです」と話していました。

壁崩壊当時ドイツにいたスタッフは
(リンク先に続きあり)


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