団地上層仮住まい 日常生活影響

http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20191112/1000040204.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

台風19号から1か月がたった今も、埼玉県坂戸市にある県営住宅は、
浸水被害を受けた1階の部屋の復旧工事が終わらず、住民は上層階の空き部屋に
仮住まいする生活を余儀なくされています。
多くは高齢者でエレベーターが無いことから、買い物など日常生活への影響も出ています。

埼玉県坂戸市にある県営住宅は、台風19号による大雨で近くの川の水があふれて
1階にある49部屋が床上まで水につかる被害を受け、建物内に取り残された住民は消防のボートで救助されました。
台風から1か月がたった今も1階の部屋の復旧工事は終わらず、1階に住んでいたお
よそ80人は県営住宅の2階から5階の空き部屋に仮住まいしています。

しかし、このうち60%余りは65歳以上の高齢者で、エレベーターが無いため
買い物や外出のたびに階段を上り下りする必要があり、日常生活への影響が出ています。
4階の部屋に仮住まいしている五明肇子さん(78)は、荷物が重い場合は数回に分けたり、
途中で休んだりしながら階段を上り下りしているということです。
五明さんは「階段の上り下りで足が痛むので、外出するのがおっくうになってきます。
出来るだけ早く1階の部屋に戻りたいです」と話していました。

埼玉県は年内には復旧工事を終えたいとしています。

台風19号の影響で最大で3700人余りが避難した埼玉県坂戸市では、
今月6日までにすべての避難所が閉鎖されましたが、今も自宅に帰れない人たちがいます。
市内の県営住宅に住む五明肇子さん(78)は、近くを流れる川がはん濫した影響で、
1階の部屋が床上まで水につかる被害を受けました。
部屋に水が入ってきたのは先月13日の午前5時ごろで、五明さんは県営住宅の
2階の階段付近に避難しましたが、建物の周りが完全に水につかり
取り残されたため、消防のボートで救助されました。

その後は避難所などで暮らしていましたが、台風から1か月がたった今も
1階の部屋の復旧工事は終わらず、今月2日からは4階の空き部屋に仮住まいしています。
エレベーターが無いため、買い物や外出のたびに階段を上り下りする必要があり、
荷物が重い場合は数回に分けたり、途中で休んだりしているということです。
五明さんは「階段の上り下りで足が痛むので買い物がすごく大変です。
足に負担がかからないよう工夫しながら生活していますが、出来るだけ早く1階の部屋に戻りたいです」
と話していました。

11/12 13:37