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9月の台風15号の影響で、住宅に倒れかかっていた千葉県市原市にあるゴルフ練習場のポールのうち最後の1本が、
13日に撤去されました。今後、住民への補償などについて協議が進められることになっています。

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千葉県市原市では、9月の台風15号の暴風でゴルフ練習場の金属製のポール13本が倒れ、
周辺の住宅少なくとも22棟に大きな被害が出ました。

2か月余りたった13日、住宅に倒れかかって屋根に食い込んでいた最後のポールの撤去作業が行われ、
先端部分がハサミのようになった機械で引き上げて安全な場所に移していました。

現場では今後、片づけなどの作業が進められ、来週いっぱいですべて終了する見込みだということです。

被害を受けた住民への補償について、練習場側はポールの倒壊が自然災害としての側面を持つとしたうえで、
千葉県弁護士会の仲裁のもとで協議を行いたいという意向を示しています。

自宅の屋根が大きく破損した松山高宏さん(55)は「被災した当初は本当に復旧するのか不安がありましたが、
作業が進んで喜んでいます。これから住民が望む補償の額などについて話し合っていきたいです」
とほっとした表情を浮かべていました。


撤去業者「損傷広げず実施できてよかった」

撤去業者の矢吹優工事部長は「住民の中には心配もあったようだが、住宅の状況によって撤去の方法を検討し、
損傷を広げることなく実施できてよかった」と話していました。