東京都東久留米市の住宅で住人の会社員二岡一浩さん(55)が刃物で殺害された事件で、殺傷力の高い両刃の刃物が凶器に使われた可能性があることが捜査関係者への取材でわかった。
二岡さんの傷が約70カ所に上ることも判明。家中が荒らされる一方、財布が残され現金も入っていたといい、警視庁は犯人の目的を慎重に調べている。

 二岡さんは首や胸、腹を刺されたり切りつけられたりしており、背中まで達する刺し傷もあった。死因は失血死で、胸の刺し傷が心臓と大動脈を損傷していたという。

 捜査関係者によると、傷口の形などから、凶器は家庭で一般的に使われる包丁のような片刃ではなく、両刃の刃物の可能性がある。頑丈で厚みもあるとみられ、
折れたり刃こぼれしたりした形跡は確認されていないという。

朝日新聞社
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