治療装い女性の口に… 「極めて卑劣で悪質」 歯科医師の60歳男に実刑判決 札幌地裁
2019年11月13日19:12

治療を装って女性患者にいかがわしい行為をし、準強制わいせつなどの罪に問われている
60歳の歯科医師の男の裁判で、札幌地方裁判所は男に懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

北海道長万部町の歯科医師・近藤弘之被告(60)は2019年2月、顎関節症や虫歯の治療を装い、
患者の目をタオルで覆い抵抗が困難な状態にしたうえで、28歳の女性の胸を触ったり
22歳の女性の口にいかがわしい行為をしたりした、準強制わいせつと準強制性交等の罪に問われています。

これまでの裁判で近藤被告は「反省しか述べることはない」と話していました。

13日の判決公判で札幌地裁の駒田秀和裁判長は
「歯科医師の立場を悪用し患者の信頼を逆手に取った大胆なもので、犯行を撮影していたこともあわせ、
極めて卑劣で悪質。計画性や常習性も見て取れ、性被害にあった被害者の負った精神的苦痛は重大」として、
懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

北海道新聞
https://uhb.jp/news/single.html?id=10213