天皇陛下から手渡された稚魚放流

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20191113/6010005364.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ことし9月に秋田県で行われた「全国豊かな海づくり大会」で、天皇陛下から手渡された
ハタハタの稚魚が13日、男鹿半島沖の海に放流されました。

13日は、県水産振興センターの職員など20人ほどが、ハタハタの稚魚
およそ100匹とともに県の調査船に乗り込み、天然のハタハタが生息する、
男鹿半島の沖合およそ28キロの海域に向かいました。
ハタハタの稚魚は去年12月にふ化し、男鹿水族館で育てられたもので、
このうちの1匹が、9月に秋田市で行われた「全国豊かな海づくり大会」の式典で、
天皇陛下から漁業者に手渡されました。

船が1時間ほどかけて放流現場に到着すると、県の職員らが放流予定の
水深200メートルと同じ水温3度の海水で満たした「放流器」と呼ばれる容器に稚魚を移しました。
そして、「放流器」を200メートルの深さに静かに沈め、ふたを開けて稚魚を放しました。
作業は30分ほどで終わり、空の「放流器」が引き揚げられると拍手が起こっていました。

稚魚の飼育を担当した男鹿水族館の職員は、
「責任のある仕事でした。無事に旅立って卵を産みに戻ってきてほしい」
と話していました。
また、県水産振興センターの奥山忍主任研究員は、
「天然のハタハタの生息場所と同じところに放流できたので、スムーズになじんでくれるのではないか。
元気に大きく育って、秋田の沿岸に帰ってきてくれることを願っている」と話していました。

11/13 18:28