スピード違反は「無罪」福岡高裁

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/20191114/5010006099.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

福津市の道路で、スピード違反をした罪に問われた女性について、福岡高等裁判所は、
「スピード違反を取り締まる装置の画像からは、女性と似ているとは評価できない」
などとして1審の罰金5万円の判決を取り消し、無罪を言い渡しました。

4年前、福津市の国道で、県内に住む25歳の女性が法定速度を35キロ超える
時速95キロの速度で、車を運転したとして、道路交通法違反の罪に問われ、
1審の福岡地方裁判所は車のスピード違反を取り締まる装置、「オービス」の画像と
女性の写真などとの鑑定から、運転していたのは女性だと強く推認されるなどとして、
罰金5万円の有罪判決を言い渡しました。

14日の2審の判決で、福岡高等裁判所の野島秀夫裁判長は
「1審判決は、犯人と女性とが『おそらく同一人物であると考えられる』とする
オービスの画像と女性の写真との鑑定に高い信用性を認めたが、分析や検討、
評価をしないまま信用性を肯定していて、不合理だ」と指摘しました。
その上で、「オービスの画像と女性の写真などを見比べても、犯人が女性だと似ているなどとは評価できない。
1審判決には事実の誤認がある」として1審の判決を取り消し、無罪を言い渡しました。

福岡高等検察庁は「判決内容を十分に精査、検討し、適切に対処したい」としています。

11/14 18:53