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上場地銀、7割が減益か赤字
超低金利で本業苦戦
2019/11/15 18:19 (JST)
©一般社団法人共同通信社


 東京証券取引所などに上場する地方銀行78社の2019年9月中間決算が15日までに出そろった。54社が前年同期に比べ純利益を減らし、2社は純損益が赤字に転落した。合わせて全体の7割に当たる56社の業績が振るわなかった。日銀の超低金利政策の余波で貸出金利が低迷し、本業の融資で苦戦した。78社の純利益の合計は4年ぶりに増加したが、当面、金利の上昇は見込めず、厳しい経営環境が続く。

 赤字だったのは、みちのく銀行(青森市)と島根銀行(松江市)で、取引先企業の業績悪化を受け、融資の焦げ付きに備える積立金を増やしたことも響いた。