ハトの餌やりを注意した相手を殴り負傷させたなどとして、愛知県警南署は15日、傷害容疑で名古屋市南区三吉町、無職村永義雄容疑者(64)を現行犯逮捕した。容疑を認めているという。

 村永容疑者は2017年、同様に餌やりを注意した男性を蹴り、骨折などのけがをさせたとして逮捕され、傷害罪で起訴。名古屋地裁は同年9月、再犯しないと誓った同容疑者に対し、懲役6月、執行猶予3年の有罪を言い渡していた。
 名古屋市南土木事務所によると、村永容疑者は判決後、周辺の複数の公園で餌やりを再開したとみられ、職員がまかれた餌を片付けていた。餌やりを直接取り締まる条例などはなく、対応に苦慮していたという。
 逮捕容疑は15日午前10時10分ごろ、同市南区の公園でハトの餌やりを注意され激高。同区の男性(69)の顔を殴り、仲裁に入った別の男性(76)も押し倒して、2人に打撲傷などを負わせた疑い。

時事通信
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