女児誘拐殺害から15年 命の大切さ考える

 奈良市の7歳の女の子が誘拐・殺害された事件から、あさってで15年です。女の子が通っていた小学校では、きょう命の大切さを考える集会が開かれました。

 2004年11月17日、当時小学1年生だった有山楓ちゃんは下校途中に誘拐され、二度と帰ってくることはありませんでした。当時、楓ちゃんが通っていた奈良市の富雄北小学校では、子どもたちに命の大切さを考えてもらおうという集会が開かれました。当時6年生の担任をしていた後藤誠司校長は、子どもたちに事件のことを話すとともに命の大切さを伝えます。

富雄北小学校・後藤誠司校長
「地域の子どもは地域の宝物、子どもたちの命は私たち大人が守る、この強い思いは富雄北小学校、富雄地区の財産です」

 つづいて、子どもたちが登下校の見守り活動を続けてくれている地域の人への感謝とともに自らの命を守るために大切なことを宣言しました。

「自分の命、友達の命、周りの人すべての命を大切にし、1日1日を精一杯過ごしていきます」
 
 子どもたちは、事件を風化させないよう命の大切さをこれからも語り継いでいきます。

※ ソースに動画あります
http://www.naratv.co.jp/news/20191115/20191115-05.html
11月15日(金) 20時12分 奈良テレビ