https://www.bbc.com/japanese/50419560


がん治療中のハーブ剤、「害のほうが大きい」ことも 国際会議で指摘
2019年11月15日


がんの治療中にハーブを摂取している人は、医師に相談したほうがよさそうだ。薬草の成分によっては、治療の効果を減退させてしまうことが、がんに関する国際会議で報告された。

例えば、ニンニクやショウガ、イチョウの錠剤は、乳がんが広がっているときに、皮膚表面の傷が治るのを遅らせてしまうという。

ポルトガル・リスボンにあるシャンパリモードがんセンターの外科医、マリア・ジョアオ・カルドーゾ教授によると、ハーブの錠剤やクリームに治療効果があるという証拠はない。

また、疑わしいと感じたら摂取しないのが一番だと、カルドーゾ教授はBBCに話した。

「医師はがん治療をしている患者が何を摂取しているのか、もっと積極的に尋ねる必要がある」
さらに、皮膚に広がったがんの治療では、患者は補完的な治療を始める前に、必ず医師に確認することが大事だと説明する。

ハーブ療法の負の影響は、乳がんの場合で5件に1件、他のがんではそれよりも低い確率でみられるという。

血の凝固に影響か
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