11/16(土) 8:49配信
Web東奥

 青森県警は15日、県内各所で一斉に横断歩道での交通取り締まりや広報活動を行った。青森県は日本自動車連盟(JAF)の調査で、信号機のない横断歩道で一時停止する車の割合が本年度全国ワースト2位だった。街頭に繰り出した関係者は、熱心にドライバーたちに安全運転を呼び掛けた。

 秋冬は、日が暮れて暗くなるのが早くなるため、高齢者が犠牲となる事故が増える傾向にある。こうした状況も踏まえ、県警はこの日を歩行者を守る特別強化日に指定した。

 青森市では、青森署が同市浜田のイトーヨーカドー青森店前で活動を行った。同署員や市交通安全母の会、青森地区の交通指導隊ら約20人が走行中の車を止めてチラシを配った。青森駅前では取り締まりも行った。

 同署の北道徹交通1課長は「運転者は交差点を通る時に減速して左右を確認し、歩行者も安全確認するなど、互いに気をつけてほしい」と呼び掛けた。

 14日現在、今年の県内の交通事故死者数は30人。このうち6人が歩行者(3人は道路横断中)だった。今年9月末時点の県内人身事故発生件数は1967件、うち人対車両の事故は253件(死者4人)となっている。

 JAFの調べによると、信号機のない横断歩道の車の一時停止率は、本年度の全国平均が17.1%だったのに対し、青森県は4.4%にとどまった。青森県は昨年度も2.1%(全国平均8.6%)で全国ワースト5位と下位だった。

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