https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179951000.html


台風19号で被害 上田電鉄別所線 一部区間で運転再開 長野
2019年11月16日 18時24分

長野県上田市を走る上田電鉄別所線は台風19号の豪雨災害で、橋りょうの一部が崩落したあと、大半の区間で運転ができなくなっていましたが、16日から城下駅と下之郷駅の間で運転を再開しました。

上田市の上田駅と別所温泉駅を結ぶ上田電鉄別所線は、先月の台風19号の豪雨災害で千曲川にかかる橋りょうの一部が崩落し、大半の区間にあたる上田駅と下之郷駅の間で運転できない状態が続いていました。

このうち上田駅の隣の城下駅と下之郷駅の間で復旧作業が進み、16日朝、ほぼ1か月ぶりに運転が再開されました。

城下駅は、午前中から沿線にある長野大学に通う学生や別所温泉に向かう観光客などでにぎわっていました。

一方、橋りょうが崩落した上田駅と城下駅の間では引き続きバスによる代行輸送が行われます。

上田電鉄によりますと橋りょうの復旧の時期は今のところ未定だということです。

通学に上田電鉄を使っている千曲市の女子大学生は「大学に行くのが楽になりました。1日も早い全線開通を願っています」と話していました。

また、城下駅の近くに住む80代の男性は「久しぶりに電車の音が聞こえてうれしかったです」と話していました。

上田電鉄の矢澤勉運輸課長は「皆さんの応援のおかげで復旧が進んでいます。全線で運転再開できるよう頑張ります」と話していました。


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