https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179791000.html


沖縄県議団 ワシントンで普天間基地の移設見直し訴える
2019年11月16日 14時52分基地問題

アメリカ軍普天間基地の移設計画に反対する沖縄県の県議団が、アメリカの首都ワシントンを訪れ、政府の当局者に対して県民投票で示された地元の民意を尊重して移設計画を見直すよう訴えました。

普天間基地の名護市辺野古への移設計画に反対する沖縄県議団6人は15日、ワシントンでアメリカ国務省や国防総省、それに議会を訪問したあと、記者会見しました。

議員団は、一連の訪問でアメリカ政府の当局者らに対して、沖縄県で2月に行われた県民投票の結果、移設に反対する人が多数を占めたことを説明したうえで、地元の民意を尊重して移設計画を見直すよう訴えたことを明らかにしました。

これに対してアメリカ政府の当局者は、訴えに耳を傾けながらも日米両政府で合意した移設計画を維持する立場を崩さなかったということです。

議員団は、アメリカ議会のスタッフの中には埋め立て予定区域に軟弱地盤が見つかったことなどを把握していない人もいたと指摘し、移設工事の難しさなどを知ってもらううえで一定の成果があったとしています。