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「黄砂」がお腹の赤ちゃんに悪影響!早産が起こるおそれ
2019年11月16日 06時00分


 春先を中心に、東アジアの砂漠地帯から飛来する黄砂について、東邦大学や九州大学、国立環境研究所のグループは、妊婦が黄砂にさらされると、赤ちゃんが生まれる前に胎盤が子宮からはがれ、早産が起こる危険性が高くなることをつきとめた!



 黄砂はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠の砂塵が強風で巻き上げられて、風にのって日本海を超えて飛来する現象で、通常は春先に九州各地を中心に降ることが多いが、今年は先月末から今月初めにかけても西日本各地で観測されたばかり。

今月初めにも観測

 黄砂は砂ぼこりだけでなく、微生物や大気汚染物質も運ぶことから、呼吸器や循環器への悪影響が危惧されてきたが、これまで妊婦や胎児への影響はよくわかっていなかった。



 グループは、全国9都府県に設置されている大気中の塵を測定できる観測装置のデータを利用して、2009年から2014年までの6年間に黄砂が飛んできた日の調査を実施。



 さらに9都府県内の113カ所の産婦人科医院でこの期間中に出産した妊婦3014人を対象として、年齢や喫煙の有無、血圧などの健康状態と、気象条件を検討し、黄砂と胎盤の早期剥離の関係性を分析した。
(リンク先に続きあり)

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