https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179611000.html


ウクライナ紛争の解決目指し仏独加えた4か国で首脳会談か
2019年11月16日 10時11分

ウクライナ東部で5年以上続く紛争の解決を目指して、ウクライナとロシアに、仲介役のフランスとドイツを加えた4か国の首脳会談が来月パリで開かれる見通しとなりました。

ウクライナ東部では、5年以上にわたり、欧米寄りのウクライナ政府軍とロシアを後ろ盾とする親ロシア派の間で戦闘が続き、国連によりますとこれまでにおよそ1万3000人が死亡しました。

ロシアとの対話路線を掲げ、ことし5月に就任したウクライナのゼレンスキー大統領は、東部の戦闘地域で政府軍を親ロシア派と対じする前線から引き離すなど対話に向けた環境整備を進めてきました。

その結果、ウクライナとフランスの大統領府は、15日、ロシアとドイツを含めた4か国の首脳会談が来月9日にパリで開かれることになったと発表しました。

会談にはウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領のほか仲介役を務めるフランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相が出席する予定です。

一方で、ロシアは、ウクライナに対して親ロシア派の支配地域に特別な地位を与えるよう求めていて、これまでのところ4か国首脳会談の開催を表明しておらず、今後の出方が注目されています。


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