【ストックホルムAFP時事】中国共産党政権を批判する「禁書」を扱っていた香港の書店親会社株主、桂民海氏に国際ペンクラブのスウェーデン支部が賞の授与を決め、スウェーデンのリンド文化・民主主義相が15日、式典に出席した。駐スウェーデン中国大使は、大使館公式サイトに「必ず報復する」と警告を掲載した。<下へ続く>

 スウェーデン国籍を持つ桂氏は今も中国のどこかで拘束中とみられる。受賞が決まった「クルト・トゥホルスキー賞」は、迫害を受けた作家や編集者に贈られる。
スウェーデン、駐中国大使を召還=書店株主の拘束めぐり
 中国はスウェーデン通信(TT)に対し、式典出席者は中国では歓迎されなくなると警告していた。これに対し、テレビ出演したロベーン首相は「この類の脅しには絶対に屈しない。スウェーデンには自由があり、これがそうだ」と強く反発。リンド文化相もTTに「ペンクラブが誰に賞を授与しようと自由だ。桂氏を今すぐ解放すべきだ」と要求した。

2019年11月16日07時40分
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