【暮らし】地方在住者が付き合いたいのは? JAバンクvsゆうちょ銀行
公開:19/11/22 06:00 

今回は、主に地方在住者の「使い勝手」「お得さ」を比較してみる。地方ではメガバンクの支店は少ない(あるいはない)わけで、メインバンクは地銀や信金、ゆうちょ銀行、JAバンクが主力になる。中でも田舎ほど根強い支持があるのが、町や村にほぼ最低1店舗は存在する、ゆうちょ銀行とJAバンクだ。


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 本題に入る前に、この2大金融機関を財布代わりに利用する際の大きなメリットがある。ゆうちょ銀行とJAバンク利用者は、「手数料貧乏」の心配は無用ということ。

通常、都銀のATMの時間外手数料(深夜・土日など)は、おおむね110円がかかる。だが、ゆうちょ銀行は、全国約2万9800台の自社ATMが「曜日、時間帯にかかわらず無料」。JAバンクも同1万1800台で「終日無料」だ。

 毎週1回でも時間外手数料は年間5720円にもなり、“取られ損”同然のムダな出費だ。この点だけでもこの2つは利用価値アリだろう。

さて、ココからが本題、「地方在住者は“ゆうちょ”と“JA”どっちと付き合うべきか?」。


 ゆうちょ銀行派、50代主婦の意見はこうだ。

「私が住む町の金融機関は地銀と信金が1つずつと、郵便局が3つ、JAが2カ所です。夫はサラリーマンで最も利用するのはゆうちょ銀行。ATMの数が多くて時間外手数料はタダ。使い勝手がいいでしょ。顔見知りが窓口にいるしね。東京に住む息子2人に米や荷物を送るとき、1年以内に同一住所に送ると、ゆうパックが割引になる。実家にお歳暮を送るのも郵便局。今月中は早割がきくハズ。ゆうちょPay? 全然分からないですね」

JAバンクはどうか。こちらは農家の組合員がメインとはいえ、昔から“ゆりかごから墓場まで”のキメ細かなサービスが売りだ。

「ウチは兼業農家で農協の組合員です。会社員の私は信金とJAの口座、2つ使い。給与振り込みと公共料金の引き落としは信金に、農業関係の肥料などと共済、個人年金の積み立てはJAバンクと分けています。JAのメリット? 春先からの苗や肥料の仕入れ代金を秋の米の収穫のあとに決済してもらえることかなぁ。あとは、組合員だとJA系の総合病院の入院費が3割引きになる。JA直売所で野菜を買うとき、JAカード決済だと5%引き、ガソリンは1リットル2円引きに。ウチは一家4人が車なのでコレは使ってますね」(兼業農家で組合員の50代会社員)

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