「タンマ」は、横山エンタツ・花菱アチャコや、夢路いとし・喜味こいしの漫才で頻繁
に使われてたような気がする。
 両組とも代表的な、大阪のしゃべくり漫才で、全国にラジオ放送で流れていた。
"Wait a time" や "Give me a time" などの略で、”Stop your action " などの意味で
ある。英語圏の人はこれを、省略して "Time" とだけ言う。野球のバッターが「タイム」と
いうような使い方である。上品な言い方ではない。
 しかし、日本人には「タイム」だけでは、「時間」の意味としか理解されず、
「なんのこっちゃ?」となる。
そこで、それをちょっと言い換えた「タンマ」の語が流行ったのではないだろうか。
 つまり、「タンマ」は方言ではなく、漫才から来た流行語。戦後の日本全体で共通。